レーシングやシミュレーションゲーム、格闘ゲームなどのeスポーツが盛り上がるにつれ、テーブルゲーム領域でもプロとして活躍するプレイヤーが登場してきています。本記事ではプレイヤーとして世界ですでに実績を持ち、これから注目を浴びるであろう日本人ポーカープレイヤーをご紹介します。
職業としてのポーカープレイヤー
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ポーカーは日本においては職業というより、あくまで趣味で楽しむ人が多い種目です。しかし、実は日本は素晴らしいポーカープレイヤーを何人も輩出しています。最近では、広いジャンルで言えばeスポーツやスポーツベッティング、テーブルゲーム領域で言えばオンラインカジノ、オンラインポーカーの市場規模も大きくなっており、日本でも人気が上昇中です。今まではニッチな職業としてしか捉えられなかったプロポーカープレイヤーも、今後脚光を浴びていく存在になるかもしれません。
注目のポーカープレイヤー3名
今注目すべき、実績ある3名のポーカープレイヤーをご紹介します。
Tsugunari Toma
最初にご紹介するTsugunari Tomaはトーナメントでの成績は日本一のポーカー勝者となっています。彼は現在$2.2 million(約3億2000万円)の賞金を獲得し、日本のオールタイムマネーリストのトップに立っています。
Tsugunari Tomaの最初の大きな躍進は、2018年12月にPrague High Rollerイベントで準優勝し、€191,840を獲得したことから始まりました。続けて2019年には、Barcelona Super High Rollerイベントで5位に入賞し、€500,000(約7300万円)の賞金を手に入れ、その後再びプラハで行われた、メインイベントで2位入賞。さらに1年後、再びプラハに戻ったTsugunari Tomaは、ついに優勝を果たし、€523,120(約7700万円)を手にしました。
Kazuhiko Yotsushika
東京生まれのKazuhiko Yotsushikaもまた、世界中のビッグイベントの常連です。彼のこれまでで最大の獲得賞金は、2018年のハイローラーでの勝利によるもので、世界7位のポルトガル人プロポーカープレイヤー・Joao Vieira氏に勝利し優勝、€370,000(約5400万円)を手にしました。
この勝利によって、2014年からのKazuhiko Yotsushikaの総収入は160万ドル(約2億3000万円)を超え、日本のオールタイムマネーリストの2位につけています。
Yuri Ishida
ポーカープレイヤーであるYuri Ishidaは、日本の女性ポーカープレイヤーの代表格です。彼女が初めて公式試合で結果を出したのは2012年の小さなAPPTイベントで、3位入賞し$4,000(約60万円)の賞金を得た時でした。
しかし、これは始まりに過ぎず、Yuri Ishidaはその後数年間で、多くの注目すべき結果を残し、彼女の総収入は今では$500,000(約7300万円)以上となりました。Yuri Ishidaは世界中のイベントに参加し、ゆっくりながらも着実にポーカーの経歴を積み重ねています。
人気職業ランキングに載る日も来るかもしれない
「ハローワーク」の調査でYouTuber(ユーチューバー)が人気職業ランキングで1位に輝き、話題になったのも記憶に新しいですが、これからeスポーツやオンラインポーカーが盛り上がっていけば、ポーカープレイヤーが上位に食い込む日も来るかもしれません。新しく生まれる職業によって人生が変わる人も現れそうです。日本ではなかなか本場のルールでポーカーができる機会は少ないですが、オンラインポーカーは手軽に参加できるので、興味がある方は練習として始めてみるのもおすすめです。